はじめに #
本稿を読む前に「設置手順」を参照して、「画面あり端末」「作業実績収集カメラ」でインストール等を完了してください。
また、事前に以下を準備しておいてください。
●事前準備するもの(2つ)
①:WEBカメラ
●安価版~1万円 1設備分のデータのみ取得可能
(サンワサプライ CMS-V45、j5create JVU250など)
●高価版10万円 複数設備データ取得可能(アルゴ DFK37BUX178) +レンズ(VS-0818VMなど)
(高価版は「レンズ選定マニュアル」に従ってレンズを選定ください)
※(UVC(USB Video Class)、プラグアンドプレイ等と記載された、専用ドライバ不要のUSBカメラで、
PCに接続すると何もしなくてもカメラとして使えるタイプ)
②:位置検知用マーカー(周囲と色が違う磁石等を使用)
バーコードが照明ON/OFFや人で隠れた際に、バーコードが読み取れない時間は、誤判定防止の目的で
判定を行わないようにするもの。白黒の市松模様などコントラストがはっきりする模様や磁石など。
概要 #
KOM-MICS端末にWebカメラを接続して、作業中のワークID、作業者ID、工程IDを読取り、加工開始と完了を取得できます。それぞれのIDはQRコードで貼り付けます。イメージ図は以下の通りです。

動作イメージ動画は以下の通りです。
現品票をつける:作業開始
現品票を外す:作業完了(設定で一定時間連続して読取れなくなった場合に判定実施)
として検出します。
Logger詳細設定 #
以下の通りの手順で設定を行います。
⓪:KOM-MICS端末とカメラを接続して現場に設置
①:適当な名称をつけて、「使用」にチェック
②:「OK」をクリック

③:ログインIDとパスワードを入力
④:「サーバ接続」をクリック
⑤:「次へ」をクリック

⑥:「設備非接続(作業実績のみ収集)」をクリック

⑦:設置先の設備を選択します。通常は「設備新規登録」をクリック
既存の端末の置き換えの場合は「登録済み設備から選択」をクリック

⑧:端末設置先の設備名等を設定
⑨:「次へ」をクリック

作業実績取得方法の設定 #
QRコードから作業実績を取得する範囲等を設定していきます。
①「設定」をクリック
②カメラの項目で選択ボタンをクリック
③端末に接続されているカメラを選択
④「OK」をクリック
カメラ認識OKと表示されていれば正しく認識されています

⑤設備数の設定
複数の工程、設備からの実績収集を1台のカメラで行う場合は「設備数」を対象台数分設定
⑥設備1(2, 3, …)をクリック
⑦対象設備をリストから選択
⑧「OK」をクリック

⑨QR隠れ検出マーカのマーカ数を設定
3個以上を推奨します。
このマーカが読めない状態では、QRコードの有無の判定結果を着手/完了取得に使用しません。光の加減(逆光や照明OFF等)でQRコードが検出範囲に存在するのに読めなくなった際、間違った着手/完了情報を取得しないためのマーカとなります。運用しながら様子を見てマーカ数や位置を調整してください。
⑩設備QR検出範囲設定
視野内でQRコードの読取を行う範囲を限定します。近くに同様にQRコードが写り込む可能性がある場合などは領域を絞ってください
⑪「>」ボタンをクリック
画像をキャプチャして、マスタ画像として保持します
⑫QR隠れ検出マーカ範囲
光の加減等でQR検出範囲にQRコードが写っているのに認識されない場合に、誤った着手/完了情報の取得を防止するため、ここで設定したマーカの読取ができない場合は着手/完了判定を行わないようにします。
- コントラストの大きな部分
例:白黒の文字や市松模様のようなパターン、周囲とはっきり色の異なるマグネット - 動かない部分
例:固定された作業台やボード

⑬~⑮ワークID、作業者ID、工程ID検出設定
KOM-MICSではカメラが読取った各QRコードの文字がどのIDに該当するかを識別できません。
識別のため、識別子をQRコードに埋め込むことでそれを基準に認識します。
例>
| 項目 | 認識させたい文字列 | 識別子 (一例、これに限らないが、項目間で重複しないこと) | QRコードに埋め込む文字列 |
|---|---|---|---|
| ワークID | OS123456 | (空) | OS123456 |
| 作業者ID | km11111 | % | %km11111 |
| 工程ID | OSK5MEHRTN0101 | kt | ktOSK5MEHRTN0101 |

⑯撮影間隔、⑰QR無しとするQR読取不可回数の設定
⑯の撮影間隔毎にQRの有無が判定されます。
QR読取できなかった場合に即座に工程の着手/完了判定を行ってしまうと、一瞬だけQRが見えなくなった際に誤って着手/完了を取得してしまうため、この防止として⑰で複数回連続してQR読取ができなかった場合に初めて着手/完了を取得する設定を行います。
例:撮影間隔2秒&読取不可回数5回の場合
最初にQR読取不可になってから2秒x5回=10秒連続して読取不可になって初めて着手/完了を取得
⑱QR検出精度
カメラでQRを認識しにくい等の場合に調整します

⑲エラー時メール送付先
位置ずれや障害物でQR隠れ検出マーカが認識できなくなった場合等にメールにて通知を行います。
カンマ区切りで複数のメールアドレスを入力することで複数の通知先を設定できます。
⑳「OK」を押して設定完了
実績収集タブの表示内容 #

①各設備のQR読取範囲
設定した範囲にQRが収まっていることを確認してください。
②読取ったQRのマーカ、文字
読取れていない場合はオレンジ色の枠、文字とも表示されません。
③QR隠れマーカ
読取れていない場合は赤色に変化します。
④認識したワークID、作業者ID、工程ID
識別子や文字数の設定を反映した結果の文字列が格納されます。
⑤カメラ、QR隠れマーカ認識状態
カメラやマーカが認識できない場合赤く変化します。
⑥直近の作業状態表示
直近の作業開始/終了判定を行った結果が表示されます。