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設備と通信できない(「設備通信可にならない」)

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問題が解決しない場合は下記までご連絡ください

KOM-MICSサポートデスク:support@kom-mics.com

KOM-MICSにおける通信不良と本ページの対象 #

KOM-MICSは、大きく分けて2つの通信環境を含んでいます。

①”設備”と”端末”:LANによる有線接続 設備1台~複数台につき端末1台が接続
”端末”と”インターネット”:有線、無線(Wifi回線・LTE回線)

①と②のいずれかに問題ある場合、KOM-MICSは設備のデータを正しくクラウド側に送信できません
対策は、どちらの通信ができていないかで対応が変わります。今項では①のトラブルシューティングを示します

”設備”と”端末”の通信確認 #

設備と端末が正常に通信できているかは、設備と端末の電源が入った状態で、かつ両者がKOM-MICSの設定時に接続したLANケーブルで接続されている事を確認したうえで、Loggerの画面右上で確認する事ができます。

このほか、設備の動作を目視確認した状態と、端末の画面上の表示動作が同じかどうかでも確認する事ができます。

Case1:IPアドレスの設定が間違っている #

原因:設定時の入力ミス

対策:IPアドレスの設定を設備・端末両方で、正しく設定する

もっとも考えられるのが、設備と端末で設定するIPアドレス(参考(Jp)/Refference(En))の設定ミスです。設備のCNCとKOM-MICS Logger端末で通信するためには、それぞれにIPアドレス(プライベートIPアドレス)の設定が間違いなく行われている必要があります

設備と端末のIPアドレスは通信を確立するために、以下の条件を満たしている必要があります。

①設備のIPアドレス・ポート番号と、KOM-MICSのCNC設定のIPアドレスが一致している

以上はFANUC16i CNCの工作機械1台を、端末1台で接続したときの例です。”FANUC設定”画面で設備と端末の通信設定を実施しますが、設備側の操作で定めたIPアドレス設定の値と、ポート番号(TCP/UDP)設定の値を、完全に一致した状態で入力してください。基本的には、

未設定である場合は”192.168.1.10”を入力する(シーメンスCNCなど、一部例外あり)

・既に別の値が入力済みの場合は、その値をメモして、Loggerの設定時に入力する(別のシステム不具合に繋がる危険性があるので、値を変更しないでください)

②”エッジデバイス本体IPアドレス”が①のIPアドレスと異なる

こちらは”アプリケーション設定”で実施する端末のIPアドレスです。これは端末のIPアドレスを設定する画面ですが、①にて入力した設備のIPアドレスと、重複しないように入力ください

Case2:有線LANを設定したポートが有効になっていない #

原因:設定が設備に反映されていない

対策:設備CNCのリスタート・再起動

IPアドレスが正常に設定されていても通信できない場合、設備CNCのリスタートもしくは設備の再起動が行えていない可能性があります。以下の操作を試してみてください。

  • FANUC16i,18iシリーズ:IP アドレスを入力した後、加工機の「再起動」を行います。再起動を行っても通信ができない場合、以降の「森精機の場合」を参考にして、有効ポートを「内蔵→PCMCIA→内蔵」の順に切りかえてください。
  • FANUC30iシリーズ:IP アドレスを入力した後、「リスタート」を行う。
  • 森精機:IPアドレスを入力したのち、ポートの切り替えを行う。

Case3:設備側の有線LANポートが有効なポートではない #

原因:無効なLANポートで通信しようとしている

対策:別の設備側LANポートで試す

設備によっては、制御盤内に複数のLANケーブルの差し口(ポート)を持っている場合があります。その場合、外部にデータを送信できるポートとそうでないポートが混在しているため、誤ったポートにLANケーブルを接続しても通信ができず、設備からのデータを取得できません。お手数ですが、制御盤のLANポートそれぞれに接続して、端末の通信状況を確認ください。

どのポートが外部通信対応かは設備仕様によって異なるため、必要に応じて設備メーカにお問い合わせください。一般的に、以下のようなLANポートだとつながりやすい傾向にあります。

①制御盤外部にポートが露出している

②配線で個別に出してある

Case4:接続しているLANケーブルが破損・断線している #

原因:LANケーブルの断線

対策:LANケーブルを交換する

設備と端末を接続しているLANケーブルの配線・コネクタ部分に破損・断線がないか確認して下さい。

また、正しくポートに刺さっているかなども確認ください。

Case5:直前に設備を修理・改造した(オークマ OSP-200,OSP-300の場合) #

原因:誤った制御ソフトの更新により、通信ソフトウェア(OSP-API)が設備から削除されてしまった

対策:修理改造前に、設備メーカサービスエンジニアに正しいSystemDVDを渡す。OSP-APIの再インストール(ユーザ様で復旧の場合)、KOM-MICS サポートデスクに連絡

設備の修理改造を行った際、設備の制御内容を更新するため、装置の制御ソフトの更新適用を設備メーカサービスエンジニアが実施します。その際、納入時に設備に付属していたSystemDVDを使用しないと、通信に使うソフトウェアモジュール(OSP-API)が削除されて通信不能になることがあります。予防として、接続設定時に使用した、設備に付属するSystemDVDをオークマ様のサービスエンジニアに渡すか、制御盤内に保管しておいてください。また、万一上記の症状が起こった場合、オークマ設備の項を参照頂き、自身で復旧頂くか、サポートデスクに連絡ください。

SystemDVDの一例

Product Noに、設備の機番と同じ番号が入っていれば正しいSystemDVDです。もし複数のDVDがある場合は全て準備いただけると確実です。

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