対応コントローラ #
コントローラの対応状況は以下の通りです。
TOSNUC666:信号灯や電力計で稼働率のみ取得可能。
TOSNUC777:信号灯や電力計で稼働率のみ取得可能。
TOSNUC888:信号灯や電力計で稼働率のみ取得可能。
TOSNUC999:マシニングのみ可能。専用のハードウェア改造が必要。
PX-100:信号灯や電力計で稼働率のみ取得可能。
PX-200:信号灯や電力計で稼働率のみ取得可能。
はじめに #
本稿を読む前に「設置手順」を参照ください。
KOM-MICSはTOSNUC999コントローラに接続可能です。(TOSNUC666/777/888は不可。PX100/200も不可)手順に従って接続ください。また、実施の際はサポートデスクに相談してください
また、事前に以下を準備しておいてください。
●事前準備するもの(5つ)
①:TOSNUC999の改造
②:スイッチングハブ(実績ありなのは ELECOM EHC-G05PA-JB)
③:LANケーブル3つ
④:対象設備のトルク線図[切削力を測定するのに必要です]
⑤:対象設備の工具リスト[切削力を測定するのに必要です]
設備の改造 #
TOSNUC999とKOM-MICS接続するためには、TOSNUC999の改造が必要です。
●発注・見積もり先
芝浦機械の担当者まで連絡してください
芝浦機械株式会社 工作機械レトロ・サービス部 名古屋サービスステーション 小岩井様
●発注内容
品名:EtherNet予防保全システム
*コマツ粟津工場向けに開発したシステムであることを伝えること
(必要に応じてNCアップデートが必要です)
対象機番:調査して記載or銘板の写真を添付
対象機種:調査して記載
対象CNC:調査して記載
備考: 本件はハードウェアの追加を含む工事が必要になります。
工事には1日間の作業停止が必要です
●見積もり例
以下の通りです。6台で270万円程度の費用がかかります。
コントローラ上でIPアドレス設定 #
芝浦機械のTOSNUC999とKOM-MICS Logger搭載端末(PAD等)で通信するためのCNC設定を実施します。
工作機械のコントローラにIPアドレスとポートなどを設定します。但し、IPアドレス、サブネットマスクが既に設定入力されている場合は値を変更しないでください。
NCのセッティング画面から「1.ユーザパラメータ → P27 LAN」を以下のように設定します
No. | 設定項目 | 入力値 | コメント |
N1150 | NC側のIPアドレス | 192.168.1.20 | |
N1151 | FTPサーバのIPアドレス | 192.168.1.10 | エッジデイバイスのIPアドレスに設定 |
N1154 | ユーザID | KMOSA002 | FTPサーバ用に作成したアカウントID |
N1155 | パスワード | 87190375 | 上記ユーザパスワード |
N1164 | 上位マクロ変数通信(NC) のポート | 6000 | 固定値、テストソフトのポート番号として利用 |
N1168 | 上位マクロ変数通信(NC) のIPアドレス | 192.168.1.30 | Logger-TOSNUC設定-IPアドレスに設定 |
実際の設定画面例は以下の通りです。
設備とEthernet接続 #
工作機械のLANポートにLANケーブルを接続します。
工作機械内の2カ所のLANポートにLANケーブルを接続してください。LANケーブルを接続するLANポートは通常は制御盤の中か操作盤の裏にあります。例として、制御盤の中にLANポートが付いているパターンを示しておきます。見つからない場合はメーカーに問い合わせて下さい。
工作機械から2本のLANケーブルをスイッチングハブを介してKOM-MICS Logger搭載端末(PAD等)に接続します。
Loggerの接続と設定 #
Loggerインストール #
Loggerをインストールしていない場合は「Loggerインストール」を参照してLoggerをインストールください。
Logger設定(共通部分) #
「Logger設定(共通部分)」を参照して設定ください。その際、メーカーは必ず「芝浦機械」を選択し、コントローラをTOSNUCと選択ください。
Logger設定(各コントローラごとの部分) #
本設定を行う際は必ずサポートデスクに相談してください。
(一部機種では端末の設定変更が必要なためです)
①IPアドレス等を設定ください
IPアドレス:192.168.1.20(NC側で設定したIPアドレス を設定)
ポート:6000と入力
アラーム受信ポート:6000と入力
受信ポーリング時間[msec]:6000と入力
軸タイプ: A軸タイプ B軸タイプから選択(デフォルトはA軸タイプ)
(芝浦機械にPLCアラームがB軸タイプかA軸タイプかと問合せて設定)
FTP受信フォルダ:「C:\tosnucftp」と設定(Dドライブが有る場合は「D:\tosnucftp」と設定)
②「TOSNUC IIS設定」をクリック
③TOSNUC999で設定したユーザIDとパスワードを入力します(NC側で設定したものを設定)
ユーザID:KMOSA002
パスワード:87190375
④FTP用サイト設定 を行います
サイト名:tosnuc と入力
フォルダ名:「C:\tosnucftp」と設定(Dドライブが有る場合は「D:\tosnucftp」と設定)
⑤「FTP設定開始」をクリック
⑥「FTP設定を行っています」と表示されるのでしばらく待ちます。
⑦FTP設定が完了しました と出るので「OK」を押します
⑧「次へ」をクリック
引き続き、工作機械Loggerの共通設定を行います
工作機械Logger共通設定 #
「工作機械Logger共通設定」を参照して設定下しさい。
NCプログラムの設定 #
引き続いて「NCプログラムの設定」を参照し設定ください。