概要 #
PATLITE製信号灯のデータ収集システムAirGRIDを用いて、信号灯から設備の稼働状態を収集します。NCがKOM-MICSに非対応、もしくは工作機械・溶接ロボット以外の設備・非NC設備の稼働を収集したいときに有用です。
PATLITE社製品紹介ページ：https://www.patlite.co.jp/wd_series/product/
対応送信機 #
・WD-Z2（対応信号灯 PATLITE社LMEシリーズ）
※一部不適合機種がありますので、詳細はPATLITE社サイトのお問合せからご確認ください。
設置方法 #
設置はWD-Z2の説明書も参考にしてください。
・送信機 設定方法
①信号灯の上部のトップカバーを取り外す（要プラスドライバー）
②はめ合わせの位置に注意し、信号灯の外径に応じた専用ブラケットを取り付ける（要プラスドライバー）
③爪の向きに注意し、送信機本体を取り付ける
・受信機 設定方法
KOM-MICS Logger端末と受信機をUSB接続して設置する。
Logger設定方法 #
Loggerのインストーラを解答し、セットアップファイルを起動します。（KOM-MICS Logger Setup）
設置手順の”Loggerのインストール”も参考にご覧ください。
画面あり端末を選択します。
設備の種類で”信号灯”を選択してください。
インストーラの指示に従って進めます。
Loggerインストールの途中でAirGrid送受信の制御をするソフト”WDS-WIN01”をインストールを要求されますので、インストールします。
上記インストール完了後に”FTDI CDM Drivers”,”OpenVINO”,”Microsoft VisualC++”などのソフトのインストールを要求されますが、設置手順の”インストール”の項目を参考に手順を進めてください。
インストール完了・PC再起動後にWDS-WIN01
を起動し、送受信の設定を行います。
メニュー画面の”WDT/WDR設定”を選びます。
”USBで使用する”の”WDT/WDR設定”を選択します。
送受信機の通信が確立していると、リスト内に送信機の一覧が表示されます。そのMACアドレスをメモして、”戻る”をクリックしてください。
次に、Loggerの設定を行います。
Loggerアプリ
を起動すると以下のように利用規約画面が出るので、内容を確認して「OK」を押します。
通信する接続ポートを選択します。
①”COMポート”をドロップダウンから”3”を選択します。
②”接続”を押してしばらく待ちます。
③”OK”を選択します。
④通信を確立した送信機の一覧が表示されますので、接続をしたい送信機を選択します。
⑤
を押して追加します。
⑥”OK”を押します。
⑦ログインIDを入力します。ログインIDは事業所ごとに異なります。
⑧”サーバー接続”をクリックします。
⑨設備登録を行います。今回は”新規設備登録”から、新たに信号灯でデータ収集する設備を登録します。
参考：既に信号灯で接続している設備が事業所内にある、といった場合は、”新規設備登録（既存設備の設定コピー）”が有用です。
⑩システム設定は、信号灯モードでは特に設定の必要ありません。”次へ”をクリックします。
⑪”その他”にチェックが入っている事を確認します。
⑫”次へ”をクリックします。
⑬コントローラに”信号灯”が表示されている事を確認し、”次へ”をクリックします。
⑭登録する設備の初期設定として、必須記入である工場名・建屋・ライン名・機械名を記入します。その他項目は必要に応じて記入してください。
⑮”次へ”をクリックします。
⑯対象MACアドレスを選択します。直接入力の他、④~⑥で設定したMACアドレスを
から選択できます。
⑰信号灯の色ごとの点灯・点滅・消灯と、稼働状況の選択を行います。これにより信号灯の点灯パターンから、稼働状況を判定する設定を行います。
⑱設定完了後、”次へ”をクリックします。
外付けセンサ、作業者データ連携、については各項の設定を参照ください。FFTデータ連携については開発中の機能のため、”無効” に設定してください。
⑲以上の設定完了後、”完了”をクリックしてください。Loggerが再起動の後、信号灯モードで起動します。
⑳Logger起動後に、自動的に信号灯からの稼働状況計測を開始します。表示には設備の稼働状態に合わせてリアルタイムに表示されます。もし、点灯状態と稼働状態が異なる場合は⑰の設定を見直して再設定下さい。
