対応コントローラ #
対応状況は以下の通りです。
OSP-LGi:信号灯や電力計で稼働率のみ取得可能。
OSP-E100:信号灯や電力計で稼働率のみ取得可能。
OSP-P200:マシニングと旋盤両方可能。OSP-APIオプション導入が必要。旋盤は一部機能制限あり。
OSP-P300:マシニングと旋盤両方可能。OSP-APIオプション導入が必要。旋盤は一部機能制限あり。
OSP-P500:マシニングと旋盤両方可能。OSP-APIオプション導入が必要。旋盤は一部機能制限あり。
はじめに #
本稿を読む前に「設置手順」を参照ください。
KOM-MICSはオークマのOSP-P200,OSP-P300コントローラに接続可能です。手順に従って接続ください。
バージョン等により細かな手順が異なるため、オークマよりOSP-APIのインストール手順書を入手し、本手順と異なる部分に関してはメーカの手順書を優先してください。
作業完了後にはオークマにOSP-APIをインストール完了した 旨を連絡ください。
また、事前に以下を準備しておいてください。
●事前準備するもの(5つ)
①:対象設備のトルク線図[切削力を測定するのに必要です]

②:対象設備の工具リスト[切削力を測定するのに必要です]
③:DVDドライブ[後述]
④:USBメモリ[後述]
⑤:OSP-APIインストールディスク(オークマよりオプション購入ください)[後述]

OSPオプション(OSP-API)のインストール #
オークマ製加工機OSPシリーズとKOM-MICS Logger搭載端末(PAD等)で通信するために必要なオークマ製オプション「OSP-API」のインストール手順を説明します。また、オプションインストール時に発生した不具合事例をもとに、再発防止となる手順も示していますので、必ず事前に確認をお願いします。
オプションインストール作業を行う際は、マニュアルを熟読の上、疑問点は作業経験者or KOM-MICSサポートデスクまでお問い合わせください。特に初めてインストールを行う際は、KOM-MICSサポートに相談の上、指示に従って行うようにしてください。
インストール作業に必要なもの #
オプションのインストール作業には以下のものが必要になります。
①:DVD-ROMドライブ
OSP-APIのインストールにはUSBに接続可能な外付けDVD-ROMドライブが必要です。また、インストールの際に電源供給不足による不具合を防ぐため、必ずACアダプタを用いて100V電源から給電してください。
【推奨機器】
・DVD-ROMドライブ:ロジテック製 LDR-PMH8U2Lシリーズ
(参考URL:http://www.logitec.co.jp/products/dvd/ldrpmh8u2l/)
・ACアダプタ:ロジテック製 LA-10W5S-10
(参考URL:http://www.pro.logitec.co.jp/pro/g/gLA-10W5S-10/)
②:USBメモリ(推奨空き容量2GB以上)
加工機のデータバックアップに用います。
③:インストールディスク(OSP system DVD)
オークマから送付されてきたオプションソフトの入ったDVDディスクです。
ディスクにインストール先の機番(Product No)が振ってあるので、インストール先の加工機の機番と一致していることを確認してください。また、インストールディスクは制御盤の中に必ず保管ください。
備考:日付の異なる複数のDVDディスクがある場合は、全てを制御盤に保管ください。

インストール前のバックアップ #
*注意*
本項目のバックアップは必ず実施してください。
バックアップを行わずにインストールを行うと加工機の各種パラメータが消失し、設備停止に至る可能性が有ります。
バックアップに不安がある場合は、軸位置等のデータの値をメモしておくようにしてください。
また、バックアップは外付けUSBメモリと加工機内部メモリの2カ所に保存してください。
本マニュアルでも2カ所へのバックアップ手順を示します。
Windowsのみを起動(OSP-P200の場合) #
①:加工機の電源切の状態から「電源入り」ボタンを押下します。
②:下記画面のようにOSP-P200がスタートしたところで、青いバーが左端に到達する前にキーボードのキャンセルボタンを押下します。

③:キャンセルボタンを押すと青いバーの右端に「Cancel」表示が現れるので、その部分をタッチ

続いて「Windowsの時刻と設定の確認」を行います
Windowsのみを起動(OSP-P300の場合) #
OSP-P300の場合は2パターンの操作手順があり、どちらか一方で操作が可能となります。
●パターン1 #
①:電源切の状態から電源ボタンを押下します
②:OSP起動画面が表示されたら、”After 0 sec” になる前に「Shift」キーを押下します

③:NCの起動はキャンセルされ、Windowsのデスクトップ画面が表示されます
【補足説明】
デフォルト設定では「Shift」キーの受付時間は“2秒間”と短くなっていますが、②でAfter 0 secとなった後に「Shift」キーを押すことで、次回起動時の受付時間が10秒間に延長されます。
初回の2秒間で「Shift」キーを押せなかった場合、一旦加工機を再起動し、10秒間の受付時間の間に「Shift」キーを押してください。
●パターン2 #
①:電源切の状態から電源ボタンを押下します
②:OSP起動画面が表示されたら、”After 0 sec” になる前に「キャンセル」キーを押下します
③:画面に「Cancel」ボタンが表示されますので「Cancel」ボタンを押下します

④:NCの起動はキャンセルされ、Windowsのデスクトップ画面が表示されます
【補足説明】
「キャンセル」キーを押下しても「Cancel」ボタンが表示されない場合は、OSPの起動画面を一度タッチしてから、再度「キャンセル」キーを押下してください。
Windowsの時刻の設定と確認 #
オークマ製加工機Windows の日付と時刻が現在の日時と差異がないか確認します。差異がある場合は正しい日時に変更が必要です。
①:タスクバーの中にある通知領域の時刻をダブルクリックします

②:日付と時刻のプロパティのタイムゾーン、日付、時刻を確認し、正しく設定します

メンテナンスツールの起動 #
①:「Ctrl + キャンセル」を押してスタートメニューを表示します
②:エクスプローラを起動します
日:「スタート」→「プログラム(P)」→「アクセサリ」→「エクスプローラ」
英:「Start」→「Programs」→「Accessories」→「Windows Explorer」
③:「C:\OSP-P\Tools」にある「Maitenancetool」を起動します

④:以下のような画面が表示されます

システムデータのバックアップ #
加工機の軸位置や工具長補正等のシステムデーをバックアップします。
バックアップは加工機内メモリと外付けUSBメモリの2カ所に保存します。
加工機内のメモリへのバックアップ #
①:「1.システムデータバックアップ」をクリックします

②:システムデータバックアップをクリックすると以下の様な画面になります。

③:加工機内部メモリにバックアップを行います。
ウィンドウ左上のバックアップ先のフォルダが「Q:\PBU-DAT」になっていることを確認する
※2021年製等の比較的新しい設備では「Q:\PBU-DAT」がなく「D:\BU0\PBU-DAT」の場合があり ます。その場合は読み替えて作業ください。
注意:Cドライブ(C:~)にバックアップを保存しないでください。後述のインストール手順でバックアップデータも上書きされて消失します。

④:画面下の「開始」をクリックする

⑤:バックアップを開始するか確認が出るので「はい」をクリック

⑥:確認が出るので「はい」をクリック

⑦:バックアップが正常終了すると画面がグリーンに点灯します。正常終了したら「戻る」をクリック

外付けUSBメモリへのバックアップ #
内部メモリへの保存が完了したら、次にUSBメモリへバックアップを行います。
⓪:USBメモリをUSBポートに刺します
(USBポートの位置はモニタ画面横にあることが多いです)
(ない場合はポート位置をメーカーに問い合わせてください)

①:「1.システムデータバックアップ」をクリックします

②:ウインドウ右上の「参照」をクリック

③:参照先を聞かれるので、USBメモリ内のフォルダにバックアップ先のフォルダを指定
このとき、1つの加工機に1つのフォルダを作成して下さい。
複数の加工機のバックアップを同一のフォルダに行うことはできません。
(例ではUSBメモリ内に「h10system」フォルダを作成してそこに保存します。)
④:「OK」はクリック

⑤:バックアップ先のフォルダが指定通りになっていることを確認してください

⑥:画面下の「開始」をクリック

⑦:バックアップを開始するか確認が出るので「はい」をクリック

⑧:以下のように確認が出るので「はい」をクリック

⑨:バックアップが正常終了すると画面がグリーンに点灯します。正常終了したら「戻る」をクリック

⑩:バックアップされていることを確認します。
バックアップ先に各種設定がバックアップされます。この中のHKLM-OKUMA-HIVEの更新日時がバックアップを実行した日時になっていれば最新版で更新されています。

ユーザデータのバックアップ #
システムデータに続いてユーザデータのバックアップも行います。
加工機内のメモリへのバックアップ #
注意:OSP-300では、ユーザデータを加工機内のメモリにバックアップする必要がない、またはそもそもバックアップ先に指定できないケースがあります。
外付けUSBメモリへのバックアップのみ実施ください。
まずは加工機内のメモリにバックアップします
①:「2.ユーザデータバックアップ」をクリックします

②:システムデータバックアップをクリックすると以下の様な画面になります。

③:ウィンドウ左上のバックアップ先のフォルダが「Q:\MD1」になっていることを確認
※比較的新しい設備では「D:\BU0\MD1」の場合があります。読み替えて作業ください

④:画面下の「開始」をクリックする

⑤:バックアップが正常終了すると画面がグリーンに点灯します。正常終了したら「戻る」をクリック

外付けUSBメモリへのバックアップ #
内部メモリへの保存が完了したら、次にUSBメモリへバックアップを行います。
⓪:USBメモリをUSBポートに刺します
(USBポートの位置はモニタ画面横にあることが多いです)
(ない場合はポート位置をメーカーに問い合わせてください)

①:「2.ユーザデータバックアップ」をクリックします

②:ウインドウ右上の「参照」をクリック

③:参照先を聞かれるので、バックアップ先のフォルダを指定してください。
このとき、1つの加工機に1つのフォルダを作成して下さい。
複数の加工機のバックアップを同一のフォルダに行うことはできません。
(例ではUSBメモリ内に「h10user」フォルダを作成してそこに保存します。)
④:バックアップ先のフォルダが指定通りになっていることを確認してください。

⑤:画面下の「開始」をクリック

⑥:バックアップを開始するか確認が出るので「はい」をクリック

⑦:バックアップが実行され正常終了すると画面がグリーンに点灯します。正常終了したら「戻る」をクリック

⑧:バックアップされたことを確認
バックアップ先にNCプログラム各種設定がバックアップされます。

※新しいタイプ(OSP-P300等)ではバックアップされたユーザデータが下記のようにzipファイルかされている場合もあります。

⑨:「システムデータ」、「ユーザデータ」のバックアップが、加工機内メモリ、外付けUSBメモリの両方に完了したら、Maintenance Toolを終了します。

⑩:モニタ右下の アイコンをクリックします。

⑪:「ドライブを安全に取り外します」をクリックしてからUSBメモリを取り外してください

以上、インストール前のバックアップ完了です。引き続いてインストールを行います
オプションソフト(OSP-APIインストール) #
各種バックアップが完了したら、オプションのインストールを行います。
*注意*
オプションソフトインストールは、必ず前章のバックアップをとったうえで実施してください。
DVDドライブの接続 #
DVDドライブを以下のように接続します
①:DVDドライブとOSPのUSBポートとを接続する
②:ACアダプタで100V電源に接続する

③:DVDドライブにオークマから送付されたオプションソフトの入った
「OSP System DVD」を挿入してください
(DVDは個々の加工機に固有のものになっています。
誤って別加工機用のDVDを挿入しないように注意してください。)

一部機種ではAPI機能が下記のように「THINC-API」と書かれた別ディスクで送付されてくるケースがあります。その場合は「OSP System」 → 「THINC-API」 の順でインストールを進めてください。

オプションのインストール #
OSPにDVDドライブを接続した状態でOSP System DVDを挿入すると、自動的にインストーラーが起動します

①:インストーラーの「No Execution」をクリック(緑色にハイライトされます)
機種により「Manual」を選択する場合もあります。オークマから手順書を入手し、メーカの手順書を
優先してください。
②:「スタート」をクリック

③:バックアップを実施したのかの確認が入るので「はい」をクリック。
(確実にバックアップを行った後にインストールを実行してください。)

④:進行状況を表示しながら、インストールが実行されます。※
インストール中は、加工機の電源、DVDドライブの電源を絶対にきらないでください
※インストール時間は加工機の機種によって異なります。最短20分~最長4時間かかります。
安全コントローラ(MF-Safetyユニット)のエラーが出た場合はスイッチ操作が必要になります。
参照して操作ください

⑤:加工機のシャットダウンするかの確認が出るので「キャンセル」をクリック

⑥:インストール完了したら「Quit」を押してインストーラを終了

⑦「THINC-API」のディスクがある場合
ディスクを挿入するとインストールウィザードが立ち上がります。立ち上がらない場合DVDドライブから「Setup.exe」を起動しインストールウィザードの「Next」をクリック。

⑧Setup Typeの選択画面でBasicを選択し、「Next」をクリックして次へ進む。

⑨THINC-API Setupの画面になるので「Next」をクリック。

⑩インストールが開始します。

⑪インストールが終わったら再起動するか聞かれるので「No, I will restart my computer later.」をチェックし、「Finish」を押したらインストールが終了します。

⑪インストールが完了したらタスクバーの「^」を押すと、APIのアイコンが表示され、インストールされていることが確認できます。

以上でオプションソフトインストール完了です。
MF-SAFETYをONに変更していた場合はOFFに戻してください。(実施していない場合は不要)

安全コントローラ(MF-Safetyユニット)のエラーが出た場合 #
安全コントローラ(MF-Safetyユニット)のモードスイッチ設定 というエラーが出る場合があります。この場合は制御盤の中で設定が必要です。

設備の制御盤を開けて、MF-SAFETYのSW1を探し「Bit1 をON」にします

「OK」をクリックしてインストールを継続します。
(引き続き「オプションのインストール」を実施ください)

システムデータのリストア #
オプションソフトをインストールした後、バックアップデータを用いてシステムデータをリストア(バックアップしたデータを反映)する必要があります。
①:「Maintenance Tool」を起動
②:「3.システムデータのリストア」をクリック

③:「バックアップがあるフォルダ」に「システムデータのバックアップ」の③でシステムデータをバックアップしたフォルダ(Q:\PUB-DAT または D:\BU0\PUB-DAT)を設定する。

④:ウィンドウ下の「開始」をクリック

⑤:リストアが実行され正常終了すると画面がグリーンに点灯します。
正常終了したら「戻る」をクリック

以上でシステムデータのリストア完了です。
パラメータの確認 #
リストア完了後、正常にパラメータが復元しているか確認を行ってください。
※以下はOSP-P300MAの画面例ですが、リストア後にパラメータリストが全表示されない場合があります。

その場合はソフトキーの「右矢印」→「メニュー変更」を押すと下記のようにメニュー変更画面が表示されるので、「全てを表示」にチェックをいれると全パラメータが表示されます。


引き続き、Windowsの設定を行います
コントローラのWindowsの設定 #
OSの確認 #
OSPコントローラのOSバージョンによって一部操作が異なります。本マニュアルでは、以下のOSに対して説明します。
・Windows XP
・Windows 7
・Windows 10
OSのバージョンが不明な場合は、以下の手順にて確認ください。
OS確認手順 #
[スタート] メニューから [ファイル名を指定して実行] を表示します。
①:「Ctrl」+「キャンセル」キーを同時押しでスタートメニュー表示
②:「スタート」をクリック
③:「ファイル名を指定して実行」をクリック

Windowsのバージョン情報を表示します。
④:「winver」と入力
⑤:「OK」ボタンをクリック

⑥:表示された画面よりOSのバージョンを確認します
Windows XPの場合

Windows7の場合

Windows10の場合

確認後、それぞれのOSでの設定を実施します。
・Windows XP
・Windows 7
・Windows 10
WindowsXPの場合 #
OSPコントローラのOSバージョンがWindows XPの場合、以下のように設定します
フォルダ共有有効化(XP) #
まずはフォルダ共有有効化を設定します。
①:「Ctrl」+「キャンセル」キーを同時押しでスタートメニューを表示
②:「スタート」をクリック
③:「ファイル名を指定して実行」をクリック

④:「cmd」と入力
⑤:「OK」ボタンをクリック

⑥:コマンドプロンプトにて、下記にあるバッチファイルを実行します。
○ C:\Program Files\OKUMA\SMBv1\Enable_SMBv1_Server.cmd
なお、同フォルダある各ファイルは、次のようになります。
○ Enable_SMBv1_Server.cmd :SMBv1 サーバー機能有効化
Disable_SMBv1_Server.cmd :SMBv1 サーバー機能無効化
Enable_SMBv1_Client.cmd :SMBv1 クライアント機能有効化
Disalbe_SMBv1_Client.cmd :SMBv1 クライアント機能無効化
⑦:NCを再起動します
以上でフォルダ共有を有効にする操作は完了です。引き続きIPアドレスを設定ください。
IPアドレスの設定(XP) #
次にIPアドレス、サブネットマスクを設定します。
但し、IPアドレス、サブネットマスクが既に設定入力されている場合は値を変更しないでください。
①:「Ctrl」+「キャンセル」キーを同時押しでスタートメニューを表示
②:「スタート」をクリック
③:「設定」をクリック
④:「コントロールパネル」を選択

⑤:「ネットワーク接続」をクリック

⑥:ネットワークアダプタ「Local Area Connection」を選択
⑦:「ファイル」メニューをクリック
⑧:「プロパティ」をクリック

⑨:「Internet Protocol(TCP/IP)」を選択
⑩:「プロパティ」をクリック

⑪:「次のIPアドレスを使う」を選択
⑫:IPアドレス、サブネットマスクを入力
IPアドレス : 192.168.1.10 サブネットマスク : 255.255.255.0
(既に入力されている場合は変更せず、そのままの値を使用ください)
⑬:「OK」をクリック

以上でIPアドレス、サブネットマスクの設定は完了です。引き続き設定を行います
ユーザアカウント設定(XP) #
次にユーザアカウントを設定します
①:「Ctrl」+「キャンセル」キーを同時押しでスタートメニューを表示
②:「スタート」をクリック
③:「設定」をクリック
④:「コントロールパネル」を選択

⑤:「管理ツール」を表示します

⑥:「コンピュータ管理」を表示します

⑦:「ローカルユーザーとグループ」を選択
⑧:「ユーザー」をクリック

⑨:「操作」を選択
⑩:「新しいユーザー」をクリック

⑪:ユーザー名とパスワードを入力
※ ユーザー名、パスワードは、KOM-MICS Logger搭載端末のWindowsログインと同じユーザーを入力
⑫:「ユーザーはパスワードを変更できない」「パスワードを無期限にする」にチェックを入れる
⑬:「作成」ボタンをクリック

⑭:ユーザーフォルダ内にユーザが作成されているのを確認してください
⑮:「コンピュータの管理(ComputerManagement)」を閉じてください。
以上でユーザーアカウントの設定は完了です。引き続き次の設定を行ってください。
共有フォルダ設定(XP) #
次に、共有フォルダを設定します。
①:「Ctrl」+「キャンセル」キーを同時押しでスタートメニューを表示
②:「スタート」をクリック
③:「設定」をクリック
④:「コントロールパネル」を選択

⑤:コントロールパネルで「ツール」を選択
⑥:「フォルダオプション」をクリック

⑦:「表示」タブをクリック
⑧:「簡易ファイルの共有を使用する(推奨)」のチェックを外す
⑨:「すべてのフォルダに適用」ボタンをクリック
⑩:「OK」ボタンをクリック

⑪:コントロールパネルで「フォルダ」をクリックし、左に表示されるツリーから「Dドライブ」選択

⑫:「D:\MD1」を選択
⑬:「ファイル」をクリック
⑭:「共有とセキュリティ」をクリック

⑮:「共有」タブを選択
⑯:「このフォルダを共有する」をチェック
⑰:「共有名」に”MD1″と入力
⑱:「アクセス許可」ボタンをクリック

⑲:グループ名またはユーザ名から「Everyone」を選択
⑳:「Everyoneのアクセス許可」の中3つにチェック
21:「適用」をクリック
22:「OK」をクリック

MD1のプロパティ画面に戻るので設定を適用します
23:「適用」をクリック
24:「OK」をクリック

以上で共有フォルダを設定は完了です。引き続き設定を行います。
マイコンピュータのセキュリティ設定(XP) #
次にマイコンピュータのセキュリティの設定を実施します。
但し、この操作はOSがWindows XP Service Pack ②の場合のみ必要になります。
OSがWindows XP Service Pack 1の場合は「RxOspApiのセキュリティ設定」に進んでください。
①:「Ctrl」+「キャンセル」キーを同時押しでスタートメニューを表示
②:「スタート」をクリック
③:「ファイル名を指定して実行」をクリック

④:「DCOMCNFG」と入力
⑤:「OK」ボタンをクリック

⑥:「コンポーネントサービス」を展開
⑦:「コンピュータ」を展開
⑧:「マイコンピュータ」を展開
⑨:「操作」メニューをクリック
⑩:「プロパティ」を選択

⑪:マイコンピュータのプロパティの「COMセキュリティ」タブを選択
⑫:「制限の編集」ボタンをクリック

⑬:Everyoneを選択
⑭:アクセス許可の4つのチェックボックスすべてにチェックを入れる
⑮:チェックを入れたら「OK」

⑯:「適用」ボタンをクリック
⑰:「OK」ボタンをクリック

以上でWindowsのセキュリティ制限の設定は完了です。引き続き設定を行います。
RxOspApiのセキュリティ設定(XP) #
最後にRxOspApiのセキュリティ設定を実施します。
①:「Ctrl」+「キャンセル」キーを同時押しでスタートメニューを表示
②:「スタート」をクリック
③:「ファイル名を指定して実行」をクリック

④:「DCOMCNFG」と入力
⑤:「OK」ボタンをクリック

⑥:「コンポーネントサービス」を展開
⑦:「コンピュータ」を展開
⑧:「マイコンピュータ」を展開
⑨:「DCOMの構成」をクリックメニューをクリック

⑩:DCOMの構成にある「RxOspApi」をクリック
⑪:「操作」メニューをクリック
⑫:「プロパティ」を選択

⑬:「セキュリティ」タブを選択
⑭:起動とアクティブかのアクセス許可の「カスタマイズ」をチェック
⑮:「編集」ボタンをクリック

⑯:「追加」ボタンをクリック

⑰:「詳細設定」ボタンをクリック

⑱:「今すぐ検索」ボタンをクリック
⑲:「Everyone」を選択
⑳:「OK」をクリック

21:「Everyone」が設定されているのを確認
22:「OK」をクリック

23:「Everyone」を選択
24:「Everyoneのアクセス許可」の「起動許可」にチェック
25:「OK」をクリック

26:「適用」ボタンをクリック
27:「OK」をクリック

以上でセキュリティの設定が完了です。
OSPコントローラのOSバージョンがWindows XPの場合でのCNC設定は以上となります。
引き続き、設備とEthernet接続を行ってください。
Windows7の場合 #
OSPコントローラのOSバージョンがWindows7の場合、以下のように設定します
IPアドレスの設定(Win7) #
最初にIPアドレス、サブネットマスクを設定します。
①:「Ctrl」+「キャンセル」キーを同時押しでスタートメニューを表示
②:「コントロールパネル」をクリック

③:「ネットワークの状態とタスクの表示」をクリック

④:「アダプターの設定の変更」をクリックします。

⑤:ローカルエリア接続を右クリック
⑥:「プロパティ」を選択

⑦:「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」をクリック
⑧:「プロパティ」ボタンをクリック

⑨:「次のIPアドレスを使う」を選択
⑩:IPアドレス、サブネットマスクを入力
IPアドレス : 192.168.1.10 サブネットマスク : 255.255.255.0
(既に入力されている場合は変更せず、そのままの値を使用ください)
⑪:「OK」をクリック

以上でIPアドレス、サブネットマスクを設定は完了です。引き続き次の設定を行います
ユーザアカウント設定(Win7) #
次に、ユーザーアカウントを設定します。
①:「Ctrl」+「キャンセル」キーを同時押しでスタートメニューを表示
②:「コントロールパネル」をクリック

③:「ユーザアカウントの追加または削除」をクリックします

④:「新しいアカウントの作成」をクリック

⑤:ユーザー名を入力
※ ユーザー名は、KOM-MICS Logger搭載端末のWindowsログインと同じユーザーを入力
⑥:「標準ユーザー」をチェック
⑦:「アカウントの作成」ボタンをクリック

⑧:作成したユーザーをクリック

⑨:「パスワードの作成」をクリックします

⑩:パスワードを入力。入力した文字は「●」で表示されます。
⑪:「パスワードの作成」をクリック

以上でユーザーアカウントの設定は完了です。引き続き設定を行います
共有フォルダ設定(Win7) #
次に、共有フォルダを設定します。
①:エクスプローラーを開き「D:\MD1」を選択します

フォルダ「D:\MD1」を共有設定するため画面を表示します。
②:「ファイル」を選択
③:「共有」を選択
④:「特定のユーザー…」をクリック

⑤:「Everyone」を入力
⑥:「追加」ボタンをクリック
⑦:Everyoneのアクセス許可レベルを「読み取り/書き込み」にチェック
⑧:「共有」ボタンをクリック

⑨:「終了」ボタンをクリックします

以上で共有フォルダの設定は完了です。引き続き設定を行います
マイコンピュータのセキュリティ設定(Win7) #
次にマイコンピュータのセキュリティを設定します。
①:「Ctrl」+「キャンセル」キーを同時押しでスタートメニューを表示
②:「スタート」をクリック
③:「ファイル名を指定して実行」をクリック

④:「DCOMCNFG」と入力
⑤:「OK」をクリック

⑥:「コンポーネントサービス」を展開
⑦:「コンピュータ」を展開
⑧:「マイコンピュータ」の選択

⑨:「操作」メニューをクリック
⑩:「プロパティ」を選択

⑪:「COMセキュリティ」のタブを選択
⑫:起動とアクティブ化のアクセス許可の「制限の編集」ボタンをクリック

⑬:Everyoneを選択
⑭:アクセス許可の4つのチェックボックスすべてにチェックを入れる
⑮:「OK」をクリック

⑯:「適用」ボタンをクリック
⑰:「OK」ボタンをクリック

以上でセキュリティの設定は完了です。引き続きRxOspApiのセキュリティ設定を行います。
RxOspApiのセキュリティ設定(Win7) #
次にRxOspApiのセキュリティを設定します。
①:「Ctrl」+「キャンセル」キーを同時押しでスタートメニューを表示
②:「スタート」をクリック
③:「ファイル名を指定して実行」をクリック

④:「DCOMCNFG」と入力
⑤:「OK」をクリック

⑥:「コンポーネントサービス」を展開
⑦:「コンピュータ」を展開
⑧:「マイコンピュータ」を展開
⑨:「DCOMの構成」をクリック

⑩:DCOMの構成にある「RxOspApi」をクリック
⑪:「操作」メニューをクリック
⑫:「プロパティ」を選択

⑬:「セキュリティ」タブを選択
⑭:起動とアクティブ化のアクセス許可の「カスタマイズ」をチェック
⑮:「編集」ボタンをクリック

⑯:「追加」ボタンをクリック

⑰:「詳細設定」ボタンをクリック

⑱:「検索」ボタンをクリック
⑲:「Everyone」を選択
⑳:「OK」をクリック

21:「Everyone」が設定されているのを確認
22:「OK」をクリック

23:「Everyone」を選択
24:「Everyoneのアクセス許可」の「ローカルからの起動」「リモートからの起動」「ローカルからのアクティブ化」「リモートからのアクティブ化」すべてにチェック
25:「OK」をクリック

26:「適用」ボタンをクリック
27:「OK」をクリック

OSPコントローラのOSバージョンがWindows 7の場合でのCNC設定は以上です。引き続き、設備とEthernet接続を行ってください。
Windows10の場合 #
OSPコントローラのOSバージョンがWindows10の場合、以下のように設定します
IPアドレスの設定(Win10) #
最初にIPアドレス、サブネットマスクを設定します。
①:「Ctrl」+「キャンセル」キーを同時押しでスタートメニューを表示
②:「Windowsシステムツール」をクリック
③:「コントロールパネル」をクリック

④:「ネットワークの状態とタスクの表示」をクリック

⑤:「アダプターの設定の変更」

⑥:「ローカルエリア接続」で右クリック
⑦:「プロパティ」をクリック

⑧:「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」をクリック
⑨:「プロパティ」ボタンをクリック

⑩:「次のIPアドレスを使う」を選択
⑪:IPアドレス、サブネットマスクを入力
IPアドレス : 192.168.1.10 サブネットマスク : 255.255.255.0
(既に入力されている場合は変更せず、そのままの値を使用ください)
⑫:「OK」をクリック

これでIPアドレスの設定は終わりです。
ユーザアカウント設定(Win10) #
次にユーザーアカウントを設定します。
①:「Ctrl」+「キャンセル」キーを同時押しでスタートメニューを表示
②:「Windowsシステムツール」をクリック
③:「コントロールパネル」をクリック

④:「ユーザーアカウント」をクリック

⑤:「PC設定で新しいユーザーを追加」をクリック

⑥:「その他のユーザーをこのPCに追加」をクリック

⑦:「ユーザー」フォルダを選択する。
⑧:「操作」をクリック
⑨:「新しいユーザー」をクリック

⑩:ユーザー名とパスワードを入力
※ ユーザー名、パスワードは、KOM-MICS Logger搭載端末のWindowsログインと同じユーザーを入力
⑪:「ユーザーはパスワードを変更できない」「パスワードを無期限にする」にチェックを入れる
⑫:「作成」ボタンをクリック

⑬:ユーザーフォルダ内にユーザが作成されているのを確認してください。
以上でユーザーアカウントの設定は完了です。
共有フォルダ設定(Win10) #
次に共有フォルダを設定します。
①:「Ctrl」+「キャンセル」キーを同時押しでスタートメニューを表示
②:「Windowsシステムツール」をクリック
③:「エクスプローラー」をクリック

④:PC>D:ドライブをクリックし、「MD1」フォルダを長押しして、プロパティを表示させます。

⑤:「共有」タブをクリック
⑥:「特定のユーザー」をクリック

⑦:「Everyone」と入力
⑧:「追加」をクリック
⑨:「読み取り/書き込み」を選択
⑩:「共有」をクリック

⑪:「終了」をクリック

以上で共有フォルダの設定は完了です。引き続き設定を行います
マイコンピュータのセキュリティ設定(Win10) #
次にマイコンピュータのセキュリティを設定します。
①:「Ctrl」+「キャンセル」キーを同時押しでスタートメニューを表示
②:スタートボタンもしくは検索ボタンをクリックして検索窓を表示
③:検索窓に「DCOMCNFG」と入力
④:しばらく待つと検索結果が表示されます。
⑤:「DCOMCNFG コマンドの実行」をクリック

⑥:「コンポーネントサービス」を展開
⑦:「コンピュータ」を展開
⑧:「マイコンピュータ」の選択

⑨:「操作」メニューをクリック
⑩:「プロパティ」を選択

⑪:「COMセキュリティ」のタブを選択
⑫:起動とアクティブ化のアクセス許可の「制限の編集」ボタンをクリック

⑬:Everyoneを選択
⑭:アクセス許可の4つのチェックボックスすべてにチェックを入れる
⑮:「OK」をクリック

⑯:「適用」ボタンをクリック
⑰:「OK」ボタンをクリック

以上でセキュリティの設定は完了です。引き続きRxOspApiのセキュリティ設定を行います
RxOspApiのセキュリティ設定(Win10) #
次にマイコンピュータのセキュリティを設定します。
①:「Ctrl」+「キャンセル」キーを同時押しでスタートメニューを表示
②:スタートボタンもしくは検索ボタンをクリックして検索窓を表示
③:検索窓に「DCOMCNFG」と入力
④:しばらく待つと検索結果が表示されます。
⑤:「DCOMCNFG コマンドの実行」をクリック

⑥:「コンポーネントサービス」を展開
⑦:「コンピュータ」を展開
⑧:「マイコンピュータ」を展開
⑨:「DCOMの構成」をクリック

※「DCOMの構成」フォルダクリック時に「DCOM構成の警告」がでる場合は、「いいえ」をクリックします。


⑩:DCOMの構成にある「RxOspApi」をクリック
⑪:「操作」メニューをクリック
⑫:「プロパティ」を選択

⑬:「セキュリティ」タブを選択
⑭:起動とアクティブ化のアクセス許可の「カスタマイズ」をチェック
⑮:「編集」ボタンをクリック

⑯:「追加」ボタンをクリック

⑰:「詳細設定」ボタンをクリック

⑱:「検索」ボタンをクリック
⑲:「Everyone」を選択
⑳:「OK」をクリック

21:「Everyone」が設定されているのを確認
22:「OK」をクリック

23:「Everyone」を選択
24:「Everyoneのアクセス許可」の「ローカルからの起動」「リモートからの起動」「ローカルからのアクティブ化」「リモートからのアクティブ化」すべてにチェック
25:「OK」をクリック

26:「適用」ボタンをクリック
27:「OK」をクリック

OSPコントローラのOSバージョンがWindows 10の場合でのCNC設定は以上です。引き続き、設備とEthernet接続を行ってください。
設備とのEthernet接続 #
設備と端末のEthernet接続を行います。LANケーブルを接続するLANポートは通常は制御盤の中にあります。見つからない場合はメーカーに「X32はどこにあるか」と問い合わせて下さい

Loggerの接続と設定 #
Loggerのインストール #
Loggerをインストールしていない場合は「Loggerインストール」を参照してLoggerをインストールください。
Logger設定(共通部分) #
「Logger設定(共通部分)」を参照して設定ください
Logger設定(各コントローラごとの部分) #
①設備に設定したIPアドレスを設定
②設備タイプ を M(マシニング) か T(旋盤) かを選択
③「次へ」をクリック

工作機械のLogger共通設定 #
「工作機械Logger共通設定」を参照して設定下しさい。
NCプログラムの設定 #
引き続いて「NCプログラムの設定」を参照し設定ください。